I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★114話★それでも信じるのか?

さて、旅に行く時がきました。

彼の仕事にも絡めた旅になりました。

 

それから怪我をした彼女は、

一緒に来ることになりました。

この時私は重なり合っていると思いました。

何がというと、古い領域と新しい領域です。

移行期間は、グレーの時があるので、

混沌としてる感じの時もあります。

 

さぁ、どうなるのか?とワクワクしながら出発しました。

 

1日目は、お仕事絡み。

 

彼の仕事の片鱗を、じっくりみることになり、

そのプロジェクトに関わる人にだいたい会い、

普段は入れないようなところに一緒に行き、

面白いなと、色々な面で観察を続ける。

彼の仕事を間近で知ることになります。

 

それから、元々は予定になかった近くの神社へお参りに行くことにして、

そこは、現在の彼のメインの仕事と、

私を導く存在と両方にゆかりあるところでした。

ついでに、縁結びのパワースポットですw

 

温泉も立ち寄り、お風呂に浸かっている時、

これもまた急に、

女性でよかったなぁと、

心から湧き上がってきました。

オンナで良かったって、こんなに深く思ったことあっただろうか?

その感覚も嬉しくて、何度も心の中で言ってみました。

自分自身に対する

深い深い許しが起こっているようです。

 

そして、夜のご飯の時間に、私がとても彼と彼女のことで気にすることを、

目の当たりにして

さらに試されることになりました。

私自身を試されます。

そこに固執するのはなぜか?

私は、現実の彼を前にしながら、彼の心を図ろうとしているわけです。

こんな態度だから、こう思っているはずとか、こんな仕草だからこんな気持ちだろうとか。

私が、一般的なこうだからこうに、

まだ引っかかっている部分を見ます。

それに固執することは、自分で自分を苦しめるだけなのにね。

 

同時に、ご飯の片付けをしている時に、

ふっと「あぁ、私は本当にこの人と結婚するんだな」って言葉が浮かびましたw

そう思った時、しつこくあった私の中の葛藤は、もうなくなってました。

苦手意識があったんです。

魂は大好きなのに、彼には

少なからず苦手意識がありました。

でも、これも浄化するべき色々があったんだと、今では思います。

ひとつひとつ溶かすたび、現実の彼とも変わって行く。

長い長い時間をかけて、2人の歴史も清算しているのかもしれません。

 

翌日の朝ごはんタイムの時、

初めて知ることがありました。

彼の家族の仕事が、私との共通点がありました。彼と私の交差する小さな点がたくさんあるんだと知りますし、私が偽ツインと思われる人と関わったその土地は、彼の家族が元々いたところとわかりました。

ここでも繋がるのかって思うのです。

東京のあるパーティで流れで出会った男性と、その後1年何かしら関わることになり、たくさんのシンクロと不思議な体験も色々しましたし、偽ツイン的な流れでしたが、確実にその男性は、私を新しい世界へ導きました。

その人との出会いで知り合った人から、繋がっていった人々と巡ったことが、

殿姫足跡の地を巡ることになったのです。

その人の拠点がある土地が、彼の家族が仕事をしていた土地だったってことが

、ここでわかります。

そしてその彼の家族が仕事で扱っていたモノが、私が長年愛用していたモノと同じでした。

 

私の人生丸ごと、彼と何かしらのキーワードでリンクしてるんだなぁと、しみじみ1人で感慨にふけりました。

とりあえず、彼には伝えとくだけ、伝えておく。

聞いてるけど、ふーんって、

聞き流してるけどね。

 

そしてみんなが準備している間、朝の散歩を1人でしていた時、

とても幸せな気持ちを、噛み締めてました。

喜びの気持ちがうわって湧き上がってきます。

こんな時、涙が出るくらい、

嬉しく幸せだなぁと思うのです。

何にもないけど、嬉しいのです。

一緒にいることなのか、

ただ存在していることなのか。

 

2日目は、私のいきたい神社へ行くプラン。

 

楽しみにしてました。

 

が、ここでも予期しなかった、

アクシデントが起こりました。

 

彼は、あるアクシデントで、

神社へは一緒に行けなくなりました。

他を優先される形でもあったので、

ショックを受けている私。

 

そこに一緒に行けることになったことが、2人の関係の証だみたいな感覚になっていたのです。

どこかで、そこに2人一緒に行けたら、

2人は現実でも結ばれるのだとか思ってました。

叶わないのかって、そう思いました。

 

でも。 

そんな私の枠は、崩されました。

そのことは、彼の優しさを知ることでもありました。

 

行けなくなったと決まった瞬間、

ショックを受けると同時に、

私のハートや頭の中心に響く声がありました。湧き上がってくるような感じで。

 

「それでも信じるのか?」

 

胸から頭いっぱいに広がる声。

 

私の回答は、瞬間的に、信じるのか?には、はいって答えてました。

信じるのかと、問われているのは、

彼を信じるのか?です。

そして自分を、2人を信じるのか?です。

続いてこう、言葉が響きます。

「このジャッジで、あなたは2人の行く末を計るのか?」

いいえ。と答えました。

 

いいえ。

 

彼の自由意思を尊重します。

そして、神社や何か、

そんなことにも委ねない。

私自身と、彼と、この流れを信じます。

 

とは言っても、私は事前にここに行くことに、とても期待をしていたから、

ああ、やはりダメなのかもしれない。

彼は目覚めないのかもしれないと、

そんな想いも出てきていましたよ。

普通にね。

 

そして思うのです。

こんなことも手放しなんだなって。

思ってはいけない、ではなく、

そう思っていたんだなぁと

勝手にまた、私が私で枠を作ってた。

しっかり相手は、その枠を破ってくれる。「彼が」その枠を壊す。

また、以前のような苦しさを感じたらどうしようって思ったなって。

今ある幸せがなくなったらどうしようって、そんな恐怖。

 

でも、いや、このことは今は通過点。

今はその時ではないから、

一緒に行けなくて良いと、

私は1人で行く時なのだと、そう思いました。

目の前のことに集中する。

 

そして、気持ちを切り替え、

彼のいない神社参拝を、満喫しようと思いました。

樹々の新緑の美しさ。水のさざなみ。

ツツジの美しい紫色。吹き抜ける風の気持ちよさ。

 

参拝した時には、彼も隣にいるような、

そんな気持ちで祈りました。

考えてみたら、いつもくっついてるのだから一緒といえば一緒だし、

こんなことは、どうってことないんだ。

まだ、離れることに不安を感じる。

カタチがあるから、不安になるw

 

神社参拝から戻ってきてから、

仕事をしていた彼と合流し、

そこから予定になかった展開になります。

 

帰り道、彼は別の仕事に行くことになってました。

私はその日の夜から、別の旅に行く予定でした。この旅は、彼と以前に行った、彼の御先祖ルーツの旅の土地だったので、彼に行くことを話してました。

だから、最寄りの駅に降ろしてもらい、そこから、彼と別れるはずでした。

ところが事前に、そのもうひとつの旅を、取りやめる流れになりました。

急激に来た、これまで親しくしていた人との、選択の違いから関係性が大きく変わる出来事がありました。

次元やステージが変わる時にある、理屈を超えた急な心の動きです。

このことは重要で、好きな男性やパートナーとなる男性と、どんな関係性を作りたいかという価値観の違いでした。

私は、私を大切にしない行動をする男性を受け入れること、自分の人生に持ち込むことにNO!ということは、どうしても譲れないなと思っていました。

私はどうしても、彼と、彼じゃなくても、新しい関係性が作りたいのです。

そして、私が時空を超えて経験してきた、愛すると傷つくというパターンには、終止符を打つと決めています。

(家族のカルマもすべて昇華する。

だから、ご先祖たちにも力を貸してくれるように、お祈りも捧げました。)

その為、とても大好きな友人でしたが、決めるまでは苦しかったのですが、

私は家族のことで、他のことでも問題が多発してましたので、決めていた旅を取りやめにしました。

友人にはたくさん伝えてきました。どうやってその苦しみを転換して行けば良いのかを。

門を通過しないとわからない領域があります。

そこにとどまるのか、変えて行くのかは、その人次第です。

私は一緒に変化をして行く人たちを、

この流れに乗る人たちをサポートすることにフォーカスします。

だから一度離れ、またその時が来るのを信じて待つことに決めたのでした。

 

そうしましたら、その空いたスペースに、

彼とのことが入って来ました。

 

帰り道のさなか、彼から次の仕事の打ち合わせについて来るか?との話でした。

私は旅の予定もなくなったので、

行くと言って、ついて行きました。

 

その話の中、私はとっても面白そう!と思って、こんなことがしてみたいと口に出したことがありました。

それもその日の打ち合わせの話のキッカケになりました。

ただ、私ができる範囲に制約がありましたので、彼の承諾が必要でした。

そのビジネス的な条件は、彼が決めることです。

そしたら、3ミリ検討すると。

むー。3ミリ…(笑)

3ミリじゃあ、無理かなーと思ってましたが。。。

 

それ、ほぼなしってことですよね?

ニヤッと笑う彼。

ところが、すかさず同席していた人が、

3ミリってことは、なくはないってことだよと教えてくれました。

 

結局、あーだこーだと、いろんなアイデア出しをして、この日に決まったことは、

彼の新しいプロジェクトの一環で、

新しい建物があり、

そこに私は短い期間ですが、住むことになりそうです。

私の口に出したことは、叶う流れになりました。

結局、叶えてくれる形になりました。

そして、そうなると、結果的に私と彼は同じ建物で短い期間ですが、住むことにもなるかもしれません。

 

友達だからと心に正直にせずムリして、

旅に行っていたら、こうはならなかった。

帰り道のあのタイミングで、

次の旅を、取りやめたことを、

彼に言わなければこうはなってなかったわけです。

 

私にとって、

目に見えた不安をはるかに超えた、

予想外の展開となりました。

 

彼が送ってくれる家への帰り道、

私にとって、意味あるサイン。

 

ずっと目の前に走る車のナンバーは、

「25-25」でした。