I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★204話★巫女と自立 男性性の立ち上がりについて その3

まあ、謎の情熱で、結局、

花子さんを口説き落とすことに成功した。

 

花子さんも、じぶんに必要なことなのがわかっていたから、一番熱意のあることと、

私自身のスタンスが私のためでなく、

花子さんのため、花子さんがやりたくないことはしない、というところに心が動いた、と話していた。

 

 

ここから、メニュー作りが始まる。

 

花子さんは、まる1年くらい、

ほとんど人と会わずに、引きこもって、

身体のケアややりたいことだけをやるを通じて、

浄化をしてきたようだった。

自己犠牲的なことをものすごくやってきた人の

典型的な展開だと思う。

 

彼女は、女性に真の喜び、美しさを撮りたいと話した。

それから一緒にいるだけで、浄化されていく

高い浄化力。

これに価値をつけて、メニューとしましょうと話していた。

 

 

でも、なかなかこれが難航していく。

 

 

彼女から出てくる、溢れ出るアイデアの感じで、

毎回言っていることが変わっていくのだ。

それはでも受け入れていた。

私には、彼女はまるで、

これまで人に合わせてばかりの人生で、

初めてじぶんを打ち出すというときに、

甘えとか、わがままのようなことを言って、

そこで離れていかないかを試しているように見えた。

 

 

それから、スピリチュアル能力が開く時期でもあり、

話してても覚えていない聞いていないも増えていったし、会うたびに、その感性はどんどん敏感になっていた。

でも、サイキックコンプレックスもあるわけ。

私はこの仕事に特に必要ないから言わなかったけれど、

サイキックの感受性ならかなりある。

彼女が心酔していた、セレーネさんとほぼ同じような体験もしてるからだ。

花子さんが言ってることは一通り経験していた。

花子さんは、必要あるときに、それを話すとなんだかショックを受けてる。

 

それで、その感性が開いてきたから、私にいわれたことがあった。

「私と仕事するなら、もっと波動を高く保て」的なこと。

なんかものすごくムッとする。

 

その時期、不思議なことに、

まったく落ち着いてた彼とのことで、

浄化してきた時の重い心持ちや

体のだるさなどが振り返したのだ!

 

でもこれは必要なことが起こっていたのだ。

(アストラルが純粋になっていた私は、

相手をそのまま写し出すのだ)

 

花子さんが、魂のつながりのある、

男性と出会っていた。

カルマ的な男性。

その男性は、彼女のこれからする仕事の、

技を教える人として登場した。

その方、いわゆるとっっても重い人なわけ。

闇の中を生きてるような人。

 

私は初めて花子さんとお茶したときに、

彼とのことを少しだけ話した。

 

その中で花子さんから、こんなことも言われた。

「終わらせて、次に行ったほうがいい!」

「あなたの波動が保たれてないと仕事ができない」

「あなたの魂は次は行きたがってるでしょ!」

 

なんでだろう?と思った。

ちなみに花子さんは、セレーネさんのことをとても尊敬している。

 

私の振り返したような、

浮き上がらせるような浄化は、

彼女が起こしているようにも感じた。

女性性のパワーが強いと、その人を立たせる力を萎えさせ、まるで赤子のようにして、

彼女のパワーの中に飲み込まれるようにも感じた。

でもね、それは成熟した女性性の力とは違うと感じた。

 

なぜかというと、彼女が対等に対峙するのが怖いから、相手のパワーを萎えさせてるように感じたから。

人に変われというときには、

それはそっくり自分に変える言葉のことが多い。

私は彼女に言い続けていた。

今のままでいいって。

 

それに、波動の重い低いは関係ない。

密度が高くなれば重くなり、物質化するし、

低いというのは、中心から考えて、近いだけかもしれない。遠くなる程軽くなる。

 

アポロの言葉を借りれば、

必要があって起こっている、ことだ。

 

私はそういう考えになっていた。

だからこそ、彼のところに戻って、さよなら!波動が低い世界とはおさらばよー的なことでもなく、

それを認めて、愛することをしてきたのだ。

この間、伊勢参りがあり、ユタちゃんからも

その世界のものを食べなければ生きていけない。だから穢れなんてないんだ、という言葉をもらっている。

ここで号泣したのだ。

(彼とのエネルギーシェアがあるから、

そういうことは起こるのだってことを今後書こうと思う。)

 

一度戻って、受け入れていくというプロセスは、違ってなかったと思ってる。

なぜなら、私たちは人間だから。

人として、それぞれのプロセスを、リスペクトすること。

波動の重い彼をどこか馬鹿にしてなかった?って下に見たりしてなかった?って思った。

それに、ペアだから、必要があってそうなってる。

彼はとことん地を。私は天を。

極みまで離れていくのだろう。

 

でも、目覚めが始まった花子さんは、

スピリチュアルの人に良くなりがちな、波動が軽くて高いものが良い的なそういうことを私に言ってきた。

 

しかし、花子さんもその男性に対して、

強力な惹かれるを体験していたわけです。

 

その話も聞いたよ。じっくり。

ほんとに、私はこの男女のテーマに、

入る人によく会う。

彼女との打ち合わせは、まるでセッションのようになった。それだって感謝もなく、忘れていく。

私はセッションすることがプロの仕事なのに、だ。

 

花子さんには、その男性への気持ちは否定しなくていいって。

むしろ純粋に認めることだ。

波動が重かろうが、その気持ちについては、

純粋に認めればいいし、

やり切るといいよと話した。

終わるまで、手放さなくたっていい。

それに、花子さんが自分のセクシャリティを認めていくことについても、直面させられていたこと。

私にはもう、セクシャリティのことは、

普通のことになっていた。

 

花子さんのプロセスを、私はかえようとせず、受け入れ認めて待っていたけれど、

彼女はまるで、自分自身に言ってることを、

私に要求として言ってきていた。

 

私はメニューを販売するお客様も、

私の人脈から、紹介した。

 

 

結論としては、最終的に花子さんは、

すべてを反故にした。

 

花子さんは、

私が集めてきた人については、波動が低いと文句を言った。

私が作ったメニューの文については、波動が乱れてると文句を言った。

魂の繋がりの男性とは、やりたいことをしたと言って、離れる決意をしたそう。

それで、私と仕事を一緒にやるということは、

辞めたいと申し出られたし、仕事の関係者として紹介した方に依頼してたものも、勝手を言って振り回して、すべて破棄した。

カタチになる直前に、ケツをまくったのだ。

 

花子さんは、素直じゃないので、はっきりは言えなかったけど、

じぶんの自信のなさに耐えられなかったんだ。

半分、私は稲荷から派遣されてるようなものだけど、彼女は受け取りきれなかった。

そこを踏ん張るのが胆力なんだけど。

繰り返すが、自分の感情全てをただみたり、

付き合えなければ、そして、それでも尚守ったる!とか、大好きだよ!となければ、

真の男性性は立ち上がってこない。

だってさ、どれかがよくて、

どれかが悪いということになるじゃん。

 

細かくは書けないけれど、スピリチュアル能力の開花について、

それが彼女のパワーと恐れの表裏だったよう。

私は一通りスピリチュアル能力の開花の体験しているが、そこがポイントと思ってない。

この能力を使って、何をするか?何を渡していくか?が大切だと思うから。

 

 

最初のモニターとして紹介した方に、

メニューが売れた。

その方に、結果を出さなければならない、となる。

花子さんは、その買ってくれた彼女だと結果がでないからと言って、それは申し訳ないからと、メニューを売らずにやめたいと言ってきた。

モニターになると言った女性に結果がでないなどということはないのだけど、ああだこうだと文句を言っていた。

 

それって、買ってくれた女性のこともみくびってる。

 

私は花子さんにとても丁寧に話してきたけれど、もういいやって思う。

好きにすればいい。

私の与えるものは与えたから。

私の外側の男性性はこんな感じでなかなか立ち上がらない。

 

私の収入ゼロは確定しそうだったけど、

不思議なもので、救済が訪れる。

 

私に、アルバイトの仕事がもたらされた。

アルバイトかぁと思ったけど、

このタイミングでは、やるしかないと思ったし、やってみたかった仕事だったのだ。

それは、パンの発酵の仕込みの仕事と、

風呂屋さんでの仕事。

この仕事、どっちもやってみたかった。

発酵にはとっても興味あったし、この微生物、菌達のことは繰り返しきているキーワードだった。

風呂屋さんについては、

半強制デトックスももれなくついてきた。

 

この際、ゼロだからいいや。

もたらされるものでやってみようと。

しかし、後にものすごい縁が強い感じで、

この二つの仕事と繋がったのがわかるのだ。

私はきっと、この場所に行くことが決まってたのだろうと思う。

 

花子さんにも、最後の日にその話をした。

お米の料理のコースをたべながら。

 

彼女は他の仕事をしようにも、

何も決まらないと言っていた。

私のアルバイトについてうらやましいとも。

それはそうだろう。

後に、花子さんは、私と違う人と縁があって何か作り出したけど、それも頓挫したようだ。

 

簡単に自分が口にしたこと、約束を破る人とは

もう仕事をしないと、私は結論した。

私を裏切るというよりも、やると決めたのは自分なのに、途中に苦しさがあってもまっとうしなかったら、いつまで経っても自信なんて育たない。

リスペクトと感謝なのだ。

じぶんの責任でって話すならともかく、

私のせいだって(あなたのために)言い方をしているのが、

どうにも受け取る覚悟ができないんだなぁとみていた。

その話も花子さんにしたんだけど。

だいたいこういう人は、主語が自分じゃないんだよ。

 

こういう時は、男性性が弱すぎて、流されて終わるから。

自己犠牲を恐れすぎていて、

そのくせ人のいうことは聞けないしね。

私のやることは完了したんだなと思った。

自己保身に生きていると、

相手を危険に晒すということに気がついてない。

つまり、自分の女性性をも守れないことも同じ。

 

私と関わることで、

花子さんは、反論ができるようになった。

意見が言えるようになった。

人に何かを頼めるようになった。

泣いたりできるようになった。

恋、というのがどんなのかを体験していた。

結婚も出産もしていた経験があるけれど、

本当に好きな人に会ったことはないと言っていた。それが認められた。

情熱を取り戻した。

引きこもりから、仕事をしようという一歩を踏み出した。

それから、男性との性愛もともなう恋愛へ、

もう一度踏み出そうという気になった。

 

なぜか、私は巫女的な上と繋がりやすい

人に情熱のエネルギーを与え、

グランディングさせ、

立ちあがるチカラを渡すようになる。

 

 

私は、この現状を受け入れてはいたが、

それでも、一言言いたくって、

稲荷に文句を言いに行った。笑

 

本殿の前に立ち、

手を合わせてこう心の中で言い放つ。

 

おい!!

お前らのリクエストを聞いて、信じて

あんたらの大事な彼女を立たせる

仕事しようとしたけどこの結果になったよ!

誠心誠意やったけど、

ケチをだいぶつけられたよ!

向こうから胆力で踏ん張れずに耐えられず、

断わられましたよ。

私はここで、収入ゼロになります。

なんとかしてください。

私にちゃんと次の用意して!

 

って。

 

まったく、やってらんないぜ。

2020年の年明けは、こんなことから始まった。

やれやれ。