I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★271話★姫の完全昇天 私の真実 その2 「あなたに愛されることは」

早朝から準備が始まった。

 

めっちゃ寒い。

 

暖房もない中、着物の着付けをして、

出番を待つこと、5時間。笑

昔の人ってすごい!って言いながら、

絢爛豪華な姫に扮装した出演者がたくさんいて、極寒の中その舞台は進んでいった。

 

晴れ渡った空に、小雪がチラチラ舞った。

 

 

とても神聖な空気があった。

後からわかるけど、やっぱりこの日集まった人は、皆それぞれ何か浄化、昇天があった人たちだったんだなって思う。

 

その舞台は、普段一般公開されていない

二条城の内部、「御台所」だった。

 

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この舞台を立ち上げた先生たちとのニアミスは、

2018年から始まってたんだわ。

この関わりで、日本の色彩美について、着物文化の素晴らしさを知ることになった。

いずれもっと、

できると良いなと思ってることのひとつである。着物は楽しい。

日本人の色彩、美的感覚は素晴らしい。

 

この舞台で、3回出番があったけど、

わたしの最初の出番がやって来た。

手がかじかんで、まったくうまくいかない。

しかし、踊りはなんでもよかった。

もう、私じゃない感じなのだ。

わたしはここに立ってることが喜びで、

私だけじゃない、姫が喜んでるととても感じるのだった。

 

 

一緒に舞台に立つ人に、元からのお知り合いがいた。

3回目の出番の前、

その人と舞台そでで、少し話をすることになった。

3回目の出番は、音楽に合わせて、着物を見せるショーだ。

最初の曲は、「イザナギ」。

そして、この演出をした主催の方は、リハーサルの時、こう言った。

「戦地に行った、生きるか死ぬかもわからない今も好きな男性が戻ってこないかな〜という祈りの気持ちで歩いてください」

え?

エスパーですか?って思った。笑

 

その女性が話しかけて来た。

「次のライブ楽しみですね〜」と話しかけてきながら、

「わたし、前世に大奥にいたんですよ。」といった。

 

え?

そう言う話をこの人とするのは初めてだった。

 

「大奥の江島事件ってしってます?

あの江島だったんです。濡れ衣を被せられた」

 

びっくりした。この人もかぁと思った。

しかも大奥かぁ〜〜〜。

やっぱり、過去世の昇天なんだね〜。

と話しながら、その過去世を聞いて、合点がいくことがあった。

彼女自身が、そうしたくなくても醸し出してた雰囲気と、わたしが受け取ってた感覚が一致したのだ。

あ〜、そうか。そういうことだったんだ!って。

彼女もこの日から、きっと現実が何か変わってくとおもう。苦労して来ただろうなぁ。

そしてわたしが取り組んできたカルマの仕組みはやっぱりその通りだと思った。

思っただけでは変わらないことは、

このことに触れないとあかんのだ。

 

それでわたしは姫のことを少し話した。

徳川の譜代大名の側室の姫。

殿だった人と出会ってるんだよと、

ラファエルくんのことも少し話した。

すると、この彼女も笑いながら、その彼は怖くて逃げたんですねぇ。と言った。

みんなにバレバレやん、ラファエルくんてば。

(わたしは彼が怖がってとは言ってない)

 

2人であれこれ話し、やっぱり今日は、

昇天の日だねと言うと、

その女性は、目を見つめて、

「私たち、やっと始まりますね」

と言った瞬間、

ステージでライブが始まった。

 

この日、この場所、この時間だ。

どんな場所でやるかも分からなかったけど、

わたしはこのためにここに来たんだと思った。

始まっていくことと、

終わっていくことが混在してた。

 

僧侶のアーティストをゲストに呼んでて、

この方と同じステージに立てたのも嬉しかった。

般若心経を歌にしてるのだ。

大好きなアーティストで、

薬師寺という名前なのだ。

薬師如来は、癒しで、ラファエルだ。

 

プロセスが始まった頃、

薬師如来梵字も私に送られたのだ。

 

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

 

観自在菩薩″

 

観自在菩薩は、わたしのハートから姫が出て来た時、最初からもらってたメッセージのひとつ。

観音様の正式な言い方。

カードを教わった修験をやってる師匠(あだ名)から送られてきたメッセージ。

あのおじさんは、観自在菩薩とは?と朝起きた時にメッセージを送って来た。笑

慈悲という言葉とともに、やって来た。

慈悲とは、苦しみを取り除くこと。

 

観世音。

音をそのまま観ること。

そして、観自在は、自由自在にその音を観ることをいってる。

 

般若心経はこの世界のことわりを説くお経で、

阿弥陀如来の慈悲を現す観世音菩薩が、

般若を実践することで、

一切の苦しみから解き放たれることにはじまるそうだ。

 

般若は、仏の智慧のこと。

智慧とは、普遍的であるもので、真理を指します。

嫉妬で歪んだ女のお面も般若というね。

般若がさらに嫉妬に狂うと真蛇というお面になるそうよ。

おもしろいね。

愛欲を悟りに変えなさいは、愛染明王

薬師如来愛染明王の前で、ラファエルくんと2人、

″だいじょうぶ、おそれない″というお札をもらったんだ。

 

「過去を智慧に変えなさい。」

 

私に何度もハイヤーマリアは伝えた。

再生してくれた十一面観世音。

 

「あなたの対を信じなさい」

 

その歌声を聴いていると、

みるみると涙が溢れて来た。

理由のない涙は、魂のサインだ。

自然と手を合わせた。

 

浄化、昇天が始まる。

 

たくさんの女性とともに、舞台に上がった。

 

 

もう、わたしは舞台どころじゃないわけ。

 

涙は溢れるし、

この伏線できていた嫉妬のことも

全部繋がって、癒しが、昇天が起こってた。

分離してたものが合わさって、

大きな光となり、

私のエネルギーが戻ってくる。

 

わたしの身体深くから、

光が溢れてくるようだった。

 

そうか。

そうか。

私が認めて、

受け入れることが、わかったのだ。

 

私の輝きを受け入れろってことだったんだ。

 

姫が、死んでしまうほど憎まれたのは、

それほど、わたしが愛されて特別だったからだ。

特別が怖かった。

自分の光が怖かった。

愛されるが怖かったんだ〜〜

 

愛されるってとても幸福なはずなのに、

私は死んでしまうほど憎まれた。

そして憎んだ。

それが苦しかったんだ。

 

ラファエルくんは私にこう言った。

「なんでそんなに、幸せそうじゃないの!?」って、半ギレしてた。

 

 

なんで!なんで!と言う納得できない

姫の怒りは、苦しみは、悲しみは、

涙は、これだったんだ。

その向けられる憎しみに、

影響力というパワーを与えるなってことだ。

愛されていた証だ。

 

そちらじゃない。

 

かれをみて。

かれだけをみて。

 

いなりさんに降りて来た、

ラファエルくんの魂が、

わたしに言ってくれたこともよくわかった。

「気がついたとしてもそこに焦点をあてない。それは君を苦しめらから」って。

セレーネさんが私を表に出さなかったのは、

私が守られているからだと言ってた。

 

 

そして、排除するのではない。

それは、愛されてることの光と陰だから。

 

 

この愛は無条件の愛とかとは違う。

あなただけと言う特別な愛。

 

この昇天が起こるとき、

私のボディがまた、再生の光を感じてた。

十一面観世音の光と、

ラファエルくんの光と同じもの。

今度は、私自身から湧き出してくるものだ。

蓋をしたのが取れて、湧き水のように、

溢れてくるようだった。

 

ラファエルくんが与えてくれた、

細胞に浸透した光と、

私の内側から湧き起こって来た光が

合わさって、混ざり合っていくような体感。

それが、ボディに浸透していく。

 

「あなたに愛されることは、私の誇り」

と、そういう言葉が溢れていた。

 

般若心経が流れてる。

祈りのエネルギーにサポートされて

涙が溢れて止まらない。

 

やっと許せたんだ。私は理解できなかった。

なぜ、それほど憎まれ、

いけないことなのか分からなかったんだ。

ただそうであっただけなのに、

起こっていたことが受け入れられなかったのだ。

私は許せなかったんだ、幸福になることを。

だからいじけていた。

永いあいだ、ずっと。

 

今世でも小さい頃から私にはこの型があった。

選ばれることと、それを受け取れないと言うことだった。

選ばれることは、ものすごく不快だったし、不安になった。

担任の先生からは、そういう時は、喜んで引き受けるものだよと言われても、まったく納得できなかった。

 

神に選ばれることもこれと同じだね。

だから神に秀でて愛されることは、

恐怖であり犠牲だったのか。

セレーネさんとの間でも、親子の間でも、

ラファエルくんとの間でも、ぜんぶこのことが起こってた。

 

私はこの昇華で、いちばん深くにあった、じぶんの真実と、最も恐れていたことがよくわかった。

最も恐れることは、魂の願いでもある。

 

みじめなことじゃない。

小さくなって、死ぬことじゃない。

わたしを隠すことじゃない。

 

「あなたに愛されることは、

私の誇り、喜びです」

 

溢れ出す光が伝えてくるもの、

それだけ愛されてたんだと、特別だったんだと

それがわたしの存在だと、何度もつぶやいた。

 

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あなたに愛されることは、

わたしの光だ。

 

「御台所」とは、正室の呼称なのだ。

よくできてるよね。

離宮 二条城 御台所。

宇宙の采配に心からの感謝と、

天からのギフトを受け取った。

 

やり切ったよ〜〜〜

 

この日から、わたしは幸福感が

満ち溢れるようになった。

 

一緒に仕事をして来た

星読みとヨガを教える友人が、

遠く離れた石垣島から

「完想、おめでとう」とメッセージしてくれた。

思わぬ言葉で、

そして、話してもないのに深く理解してくれてる言葉に、

号泣したのはいうまでもない。