I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★164話★ここからきたんだよ

楽しみにしてた点描画!

 

お部屋に入るなり、私は驚きに包まれた。

 

そこには、点描画の先生の作品が並べられていた。

 

その、モチーフや、題材が、

私がこの2年で辿ってきた時のキーワードが散りばめられていて、興奮した。

菊理姫、龍、統合、ツイン、

宇宙、真我、などなどなど。

すごく興味深いじっくり見入った。

 

絵で表すとこんな感じなんだ!

 

 

点描画の先生から、絵を描くのははじめて?と聞かれ、はい、と答える。

 

彼女はこういった。

はじめに点を描いたら、そこから導かれるからあまり考えずに、そのまま描いていって、と。

 

ふむふむ。

 

 

白い紙に、最初に点を描く。

その次。

その次。

なんとなく、ここに点を打ったほうが良いなというところに、絵の具を置いていく。

 

はて?

 

私は何を描いてるんだろう?

 

描いていくうちに、

見えてきて、後ろから覗き込んだ先生も、宇宙だねー!と言う。

そしてご自身の作品を指して、

キキララの世界だね!と言った。

おもちゃ箱がひっくり返ったような、

パステルカラーの可愛らしい作品。

 

そう、私が描いた絵。

そこには銀河が広がっていた。

 

点々を無心で描いていたら、

途中からトランスに入るような感覚になって、変性意識になっていた。

私の内側から声がした。

 

「ここからきたんだよ」

幼い感じの声。

いつもする声。

とのたまくんだ。

 

へぇ。ここからきたんだね。

 

完成した絵は、生まれたばかりの銀河のようだった。

 

 

f:id:natsumikan7373:20190901211759j:image

 

点描画の先生は、次に2枚目を描くように言いました。

 

私の描き方には迷いがないから、

そのままテクニックとか気にせず、思ったように描いてと言って。

「絵が導いてくれるから」

 

2枚目は、水彩絵の具で描いていく。

これもまた、何を描いているのかわからない。

 

最初に赤と紫の色で描いていった。

 

つぎに、青と緑で描いていった。

 

 

そして、また、声がする。

 

 

赤は、私なんだって。

 

そして、青は、彼、なんだって。

 

広がる赤に、まっすぐ注ぎ込まれる青。

 

 

それは「生まれる」だった。


f:id:natsumikan7373:20190901212203j:image

 

受精の瞬間を描いていた。

 

黄金の光に包まれて。

 

 

私はなんだか、感動していた。

こうやって描こうとしてなかったのに、

絵が完成したから。

 

 

この絵を見た先生は、とても純粋だね!

繋がって描いてたのがわかるよと言い、

もう一度言ったのだ。

「絵が導いてくれるからね」