黒魔術は続いてた。
強力すぎる。
結界が破られるかもしれない。
その日の朝、いなりさんから
メッセージが入ってた。
うちに来て、
施術を受けて欲しいということだった。
神様からのギフトだと思った。
ジーザス!
守護が入ることを感じた。
いなりさんて、ずっとじぶんのスピリチュアルパワーを怖がってたけど、守護も強くて、浄化のチカラはとても強力。
過去世において巫女として相当なことをしてきたって感じる。
その本来の姿が現れてきてるから、彼女のプロテクションは、強力なのを感じてた。
あのおじさまから最初の黒魔術の日、
いなりさんとわたしは、
作ってきた仕事を解消する話をしていた。
1年前も同じ展開だったけど、
このことについて、いなりさんから新しい展開へ抜ける話をしにいくことになる。
彼女の家に着いて、話を始めた。
すると、いなりさんは、
わたしに対する愛が溢れてきてると話し始めた。
あなたのことを嫌ってた。だから1年前に逃げるように仕事の解消をしたと。
彼女は、わたしからのサポートも受け、
自分との向き合いを必死で頑張っていた。
もう終わらせたいループがあるから。
生きたい、みたい世界があるから。
わかってたよ。
わたしに自我を投影してたでしょ?
そのじぶんの自我を嫌ってたでしょ?というと、そうだと答える。
でも、わたしのことが大好きになったと。
じぶんのハイヤーセルフからも、わたしのことを大好きになったら、愛の完成だと告げられてたと話してくれた。
それは、彼女自身の嫌ってたところを受け入れたこととイコールだった。
だから、この状態で、これまで作ってきた仕事の完成をしたい。やり抜かないといけないと思うという申し出だった。
わたしは受け入れた。
そもそも1年前も、わたしの自我ではなく、
彼女の願いを叶える形で始めたことだった。
それから、わたしが気がついたことと、いなりさんが到着したポイントが同じだった。
いなりさんはこうやって話してくれた。
わたし違いがわかったの!
今回のこのおじさまのエネルギーや、彼女が好きかなと思った男性のエネルギーで、いなりさんに触れたり関与していないのに、感じただけで、いなりさんの身体は反応して臭い匂いを発したり、目の下にクマができるほど弱ったりしたと。それは、奪いたい、欲しいというエネルギーだったと。
でも、ラファエルくんは、いなりさんにがっつり降臨して、関与しまくってるのに、一切それはない。
そういうことだよ!信じて!!といわれた。
いなりさんは、わたしを見てこう言ったの。
「純粋な愛なんだよ。与えたいしかないの。
大好きしかないの。
じゃなかったら、
わたしの身体はエネルギー関与でおかしくなってる。感じるどころか、あんなにがっつり入ってきてだよ!
あのオヤジみたいなコントロールしたいエネルギーならこんなにならない。
こんなに愛されてるんだよ。信じて」
わたしも、いなりさんの家に行く前に同じことに気がついて、気がついたら、彼が与えてくれたエネルギーが細胞に水が染み込んでいくように浸透していくようだった。
浸透したものが、わたしの女性としての誇りを立ち上げていくようだった。
この言葉を聞いて、涙が出てきた。
するといなりさんはわたしを抱きしめて、
2人して泣いてしまった。
わたし、この人生で多分初めて経験することで、どうしていいのかわからない。
不安というのとも違って、
どこに身を置いていいのかわからない感じ。
親にも感じたことないほど、
愛されるってことを感じてると思う。
それは、わたしを再生させる。
いなりさんも、バロメーターとして、
よくわかったと言った。
愛と愛ではないものの違いを、
体感でわかるようになったって。
ラファエルくんからいなりさんへのギフトだ。
さて、7回目の施術が始まった。
いなりさんのヒーリング、エネルギーワークは、シリウス先輩にとても似てる。
いなりさんの施術はよくて、
純粋な高次元エネルギーの降臨を感じる。
過去の時には、キリスト意識が降りてきたり、
頭の中心のエネルギーポイントの解除がなされ、わたしの身体の4点が開通したりと、
それぞれの回で必要なことが起こって行った。
今回の施術では、
わたしの身体をエジプトのミイラの棺のようなもので覆うということが起こる。
エジプト展に行って実際の棺を見たけれど、とても厚い信仰のもと、再生を信じて丁寧に作られてる。
とてもとても、中に入るものを保護し大切にするものだ。
これは強力なプロテクションだ。
それから、腰にエネルギーが入って行った。
わたしの腰の背面、腎臓あたりから、外に放出されていくエネルギー。
浄化だと感じる。
大きなリリースが起こってる。
腎臓は恐れだ。
そのあと、また大きなエネルギーがお腹に入り、そこには、わたしのビジョンでは赤ちゃんが見えた。
子宮に漂う、生まれるくらい大きくなった胎児。
おでこの目に、赤い光がぼやぼやと見えてきた。今まで見たことのない色。サーモンピンクをもっと濃くした、子宮の色だ、と思う。
わたしのつむっている目からは、このエネルギーに押し流されて、涙が溢れ出てきた。
その光のぼやぼやは、広がっていき、
薔薇の花のようになった。
その温かい、熱を持った光は、子宮の位置から頭まで上がって行った。
わたしの頭全体に、この炎のような、
けど優しく、力強い赤い光が満ちる。
これは、鳳凰だ。
見えてる映像が全部赤い色で満たされると、
頭いっぱいに赤い光が広がると、
「必ず戻る」という声が響いた。
7回目の施術は終わり、
わたしはベッドに横になりながら、
いなりさんとのフィードバックが始まる。
いなりさんは、沢山の存在が来て、たくさんの手が光を注いだと言った。
小さい子供の天使もたくさんきていたという。
それから、わたしの目を見て、
「何かビジョン見てた?」と聞かれたので、
見えてたことを伝えて行った。
いなりさんは、その話を聞いて、
とても祝福を感じた。幸福感に満ちていたよと。
必ず戻るって言ってた。
お茶を飲みながら、
いなりさんと話をしていると、
彼女は昨日、何かメッセージを、ラファエルくんから受け取ってない?と聞いてきた。
はて?そんなことあったかな?
昨日はセレーネさんともう1人と
夕方ご飯してたけど。
いなりさんは、続けた。
「わたしさ、昨日の夕方買い物に行って、帰ってくる時、トンネルを歩いてたら、声がしたんだよ。はっきり。あんな経験は初めて。
後ろが暗くて、先が明るい中でね。それで、僕は戻るよって声がしたんだ。同じようにキャッチしてたと思ったけど」と言われ、はっ!!とする。
同じくらいの時間、セレーネさんとの食事で、彼女とペアのアポロが最近超いい感じになってて、わたしはかなりサポートしてきたからw嬉しいのと同時に、いいな〜
わたしも早く、そうやってボディで一緒に色々できたらな〜と思うんですよいうと、セレーネさんは、男になって戻ってくるよ、と言った。
セレーネさんは何かを感受してても、きかない限り言わないけど、何か感じてる時は目を逸らしたりしてることが多い。
そんな感じだった。
そのあと、いなりさんとの仕事の仕上げに取り掛かるため、私たちは、海への散歩へ出た。
わたしにはその時間が必要だった。
ここで、これまでのプロセスで聞いてきたことの謎が解けていく。
いなりさんに付き合ってもらって、お寺に行った。
そこは、ラファエルくんの話を初めて聞いたところだ。なぜか行きたかった。
十一面観音が、脳裏に浮かんでたから。
当時は、お寺の階段を登ってる時に、
彼の話を聞いて、よくわからないけど
あまりに驚きすぎて、びっくりして人が振り返るほど、お寺中に響くようなとても大きな声で叫んでしまった。
それが、10ヶ月くらい前の話だ。
そこには大きな十一面観音が鎮座してて、お参りした。ラファエルくんは、わたしと出会う前に、このお寺に何回も来てたそう。
あぁ、そうか。
十一面観音か。
いなりさんにとっても、この散歩は一つのサイクルの終わりを意味してた。
歩きながら、お気に入りのカフェに立ち寄り、
ご飯を食べてる時に、昔の話をした。
ラファエルくんとわたしを繋いでくれた人と、ちょうど1年くらい前に、
九頭龍神社へ行った話をした。
その時は、まだ、ラファエルくんの出会う前で、
わたしの相手は前の彼と思い込んでた頃だ。
でも、九頭龍神社の神域に入る道に入った途端、頭いっぱいに「真の相手は別にいる」って言われたんだよね〜。
すごくびっくりしたし、その声を打ち消したよ。
怖くて。それから苦しくて。
でも、あれ本当だったんだね。
と話すと、いなりさんは
龍と天狗はセットだよねといい始める。
導きは天狗だって。正しい道へ導く。
え?
そうなの?
いなり「龍がいるところには天狗がいると思うし、龍神まで行く前の、あそこの森には天狗を感じるよ。天狗は導きだよね」
え???
そうなの?
わたし「ラファエルくんを導きくのは天狗って言ってた。彼が関西からこっちへ引っ越してくる時に、仕事がないからとても不安だったけど、その時天狗さんがとても助けてくれたって。
それに、、2人で初めての旅の時の到達点の場所の前には神社があって、そこは天狗を祀ってた」
と話してから、わたしは気がついた。
九頭龍の森で
「真の相手は別にいる」と言った声と、
今日の施術の時の
「必ず戻る」と言った声は同じだ!
きりっとした、男性的な声。
サナンダとは違う。
あと、その前に行った熱田神宮の恵比寿神社で、拝殿前に着いた途端にきた声、
前の彼は水先案内人といった声も、同じだ!
あの時も、その声をねじ伏せた。
もうそんなことを考えたくなくて。
天狗だったのか〜。。。
そして、3年前の友人シャーマンがおろしてくれたメッセージ。
それも、真の相手は別にいると言ってた。
その通りになった。
そうか。
じゃあ、あの、
必ず戻るもきっとそうだね。
そのあと、海まで散歩して、
仕事に取り掛かる。
泊まりがけで夜中まで頑張った。
わたしは、鳳凰が復活してから、
ラファエルくんをとても近くに感じてた。
隣にいる感じで、これもまた脳裏に蘇る。
だいぶ前に書いたラブラブエアバカップルの話で、右側から話しかける存在を見上げる感じだってけど、その角度って、実際のラファエルくんと同じだなって。
戻ってくるって、確信してる。
最初からずっと、ラファエルくんだ。
エネルギー体できてた彼も含めて。
前の彼は、天狗みたいなもので、
導き手だったんだ。
前の彼だって、
ラファエルくんのサインみたいなものだ。
やっと、わたしが見つけた。
あー
それから、この言葉。
「みつけた。」
ラファエルくんと初めであった頃、
この言葉を言うラファエルくんに、
すんごい恐怖を覚えたんだ。
その言葉を、私に言われたら、
もう絶対に逃げられないって思って。
ロックオンだ。
私に言うなって言っちゃった。
ほんとにバカだな。わたし。
安心して、わたしがやるべきことをやって、
その時を待てばいいのだ。
出雲に行けば、また何か開いてくる。
この身近に感じるラファエルくんは、
色々乗り越え、自信がついて超カッコいい、
ラファエルくんて感じ。
セレーネさんのいう、男の子から、
男になったラファエルくん。
これでそばにこられたら、
わたしは耐えられないかもしれない!!笑
この感じに近い彼を
1回だけその片鱗を見たことがあって、
わたしその時照れまくってしまった。笑
あの時も、そこの境内には諏訪神社があったな。
なんだか象徴的だな。
棺のプロテクションが入ってから、
何も感じなくなった。
わたしが気がつけたから、
ラファエルくんも、
あのおじさまのこと、気がつくはずだ。
わたしじゃなくて、このオヤジが、
彼に何かしてたってこと。
ラファエルくんが感じてた、邪魔する存在の正体。
あのオヤジのエネルギーを、わたしも直接会って感じたところ、ラファエルくんが言ってたことに納得する。
とにかく、わたしは、
たくさんの人が守ってくれて、
安心したし、幸福だった。
そしてわたしの弱点は、ラファエルくんだ。
気をつける。
魔女さんに、このオヤジの話をしたら、
魔女さんがわたしにキリスト体を降ろすときに
感じてた、私たちを邪魔するエネルギーに
気持ち悪さを感じたから、それだったのかもねと言って、あー!!!そうだ!!と思った。
やっぱこれだ。
仕事関係の人じゃなかった。
光の戦士の仲間たち。
攻撃せずに、愛を広げ、
光に反転させていく仲間たちだ。