なぜもう一度めぐり逢うのか?
これが私には全くわかりませんでした。
輪廻転生があるなら、たくさん過去世ってあるはずなのに、
特定のものを思い出しているわけです。
そして相手は既婚者。
このままうっかり恋愛関係になったとしたら、
側室と同じじゃないかーと。。
そんなの残酷だなって思いました。
また、同じ苦しみを味わうだけなら、
めぐり逢う必要ないって思ったんです。
そう、あんな苦しみは、もうたくさん。
それをもう一度繰り返すなんて不毛だし、終わったことを今更とも思いました。
確かに魂は惹かれるし、喜ぶし、他の誰とも違う特別な人ではあります。
でも、魂が乗っている本人には、そういう愛を感じていないし。
ほぼ知らない人に等しいんだから…。
むしろちょっと苦手な感覚もある、複雑な気分になる人…。
運命の人?そんなの知るか!とも思いました。
でも、自分の意思とは違うもっと大きなものが働いて、引力で引き寄せられてる。
磁石のように、大きな綱で引き合うように。
大きな川に小舟に乗せられて、オールもなくてなすすべもなく、運ばれている感じです。
だから何度も何度も自問自答しました。
そうするうちに、私はある思いに達します。
そうか…。
もう一度出会うのは、同じことを繰り返さず、新しく幸せになる関係を作って行くんだ、と。
それには感情に流されず、意思での選択が必要だって思いました。
これって、いわゆる霊性の向上でもあるのではないかと思いました。
幸せに向かうために、転生はあるんだ。
その為に何度も何度もめぐり逢うんだ。
そう思うと、宇宙や神さまは優しいなと思いました。
時空を超えて、何度もチャンスを与えてくれるんだ。
だったら、既婚である彼とこれから一緒にいるには、
親しい友人にもなれるといいな、そんなことさえ思ってました。
そうすれば姫の望みも叶えてあげられる。
みんなで一緒に幸せになるんだ!
一つの光明を見出したようでこれだ!とおもったけれど、
しかし!!
そう甘くはなかった。
強烈なる嫉妬感情との格闘が待っていました。
あぁ、これがきっとカルマの解放ね…。
のちにそう思います。
前からちょくちょく出てきていた、相手が親しいお友達女性
(ついでにそういう女性が多い…笑)と一緒にいるのを知ると、
心の底から、怒り悲しみ嫉妬心が湧き上がって来ます。
それから
「ないがしろにされている感」
「日陰の身」
「いつも斜め後ろ」
現実では体の関係がないのに、
「他の女性を抱きながら私を抱くなんてひどい!!」
そういう感情が腹の底から、
ぐわーーーー!と出てくるのです。
とても強いので、この感情に呑み込まれます。
浄化の涙とは違う、涙がたくさん溢れて、苦しくて苦しくて仕方ありません。
あぁ、これは私の感情ではないなぁ。
わかっているけど、とめどなく出てくる。
その感情は、私のところにいる殿の魂さんにもぶつけていました。
そうすると、エネルギー交流の時に、
殿の魂さんは、慰めるというのとはちがう、純粋な愛を伝えてくるのです。
純粋な愛、としか言いようがない感覚です。
ただ一方的にグイグイときていて、戸惑っていたエネルギー交流が、
私と、殿のたましい(殿たまと呼ぶ)との、ふたりの会話、コミュニーケーション、
まるで恋人のようになって行くきっかけでした。
カルマの解放の意味を、ここから知って行きます。