その後、父の病気の知らせが届いた。
緊急手術をして、入院することになる。
ひどければ命に関わる病気だった。
その知らせを受けて、
私は彼の手を離れたし、
実家に帰ろうかなと思う。
ここにいても仕方ないから。
私の2年は無駄だったかもしれない。
彼とは、本当に魂だけのことなのかもしれない。
だったら、融合はしたから、ここで完了だ。
そう思っていると、
母から家に帰ってきてと電話を受けた。
父の病気のことで家族が集まった時、
妹と両親の喧嘩を見て、
私は彼のことから完全に離れようと決意した。
彼らの喧嘩は、堂々巡りで、いつも同じ展開になり、いつも心を痛めてきた。
家族の喧嘩は、彼と彼のそばにいるかつての側室の関係にも見えた。
もう、そういうのはウンザリ。
同じことの繰り返しだからだ。
もう、こういうのはいいなぁと、ストンと思った。
それを見ながら、
悲しさに胸を痛めるのはやめようって。
それから早かった。
私は彼とのSNSの繋がりを切って、
今の家を出て実家に戻ると連絡した。
彼からは、
私の個人的なことに対しては、
ノーコメントだった。
私は、実家に戻って、
これまでのプロセスで、
手放していった経済を立て直したり、
運命を試そうと思った。
私を花咲かせて。
開かせて。
きっと繋がる時は繋がるから。
わたしには一緒に人生を創造してくれる肉体のパートナーとなる人がいるんだって思って、
離れる決意をする。