I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★157話★実家に帰る

その後、父の病気の知らせが届いた。

 

緊急手術をして、入院することになる。

ひどければ命に関わる病気だった。

 

その知らせを受けて、

私は彼の手を離れたし、

実家に帰ろうかなと思う。

 

ここにいても仕方ないから。

 

私の2年は無駄だったかもしれない。

 

 

彼とは、本当に魂だけのことなのかもしれない。

だったら、融合はしたから、ここで完了だ。

 

そう思っていると、

母から家に帰ってきてと電話を受けた。

 

 

父の病気のことで家族が集まった時、

妹と両親の喧嘩を見て、

私は彼のことから完全に離れようと決意した。

彼らの喧嘩は、堂々巡りで、いつも同じ展開になり、いつも心を痛めてきた。

家族の喧嘩は、彼と彼のそばにいるかつての側室の関係にも見えた。

 

もう、そういうのはウンザリ。

 

同じことの繰り返しだからだ。

もう、こういうのはいいなぁと、ストンと思った。

それを見ながら、

悲しさに胸を痛めるのはやめようって。

 

 

 

それから早かった。

 

私は彼とのSNSの繋がりを切って、

今の家を出て実家に戻ると連絡した。

 

彼からは、

私の個人的なことに対しては、

ノーコメントだった。

 

私は、実家に戻って、

これまでのプロセスで、

手放していった経済を立て直したり、

運命を試そうと思った。

 

私を花咲かせて。

開かせて。

 

きっと繋がる時は繋がるから。

 

わたしには一緒に人生を創造してくれる肉体のパートナーとなる人がいるんだって思って、

離れる決意をする。