私は時間が取れると、家を探し始めた。
でも、彼のところには言わなかったんだよね。
まずは彼に関係なく、気になる土地を探そうって何軒か見に行った。
その間も、心を砕かれるような出来事が、
毎日のように父母との間で起こっていた。
そのこともあり、引きとめられていた
会社はやめることになった。
とてもじゃないけど、もうできなかった。
背負うことをやめ、私は両親を許すということを深めていく。
これは綺麗事では済まず、
私の心の底にあった怒りを全て洗いざらいぶつけることとなった。
父にあんなに怒鳴ったのは初めて。
父からは父の命と私の命とどっちが大事なんだとなじられた。
父はちっともじぶんや人を信じてないのが伝わってきた。
これまで、私が母にできたことは、父にはできなかったから、初めて遠慮なく、私は所有物じゃないと、怒りに任せて父を怒鳴りつけることができた。
母からはこう泣かれた。
私を心配するのではなく、幸せを信じてくれる方が嬉しいと言ったら、そんなことできるわけないじゃない!と泣かれた。
それを目の当たりにした時、この人は、こんなに不安なんだって納得したのだ。
私は、この人たちを精神面で支えてきた。背負ってきたのだ。
もういいだろうと思えた。
充分やった。
依存的に育てられたのは当たり前だった。
両親ともに、愛し方など知らないのだから。
どちらにも深い傷があり、真の信頼がなく、愛してほしいとそればかりなのが、
よくみえるようになった。
世代間連鎖だ。
私の魂さんは、
自立がテーマになるわけだ。
家系のものも、気がついたものが断ち切る役目だ。
同時並行して進めてきた、
私が個人で始めていたビジネスは、順調だった。
この状況でよくやったなって、振り返ると思う。
その中、以前のかぐや姫とも会うことになった、十一面観音へ、お参りに行ったのです。
私は迷いがあったからだし、心の支えも欲しかったから。
迷いというか、恐れ。
家を出ることは、ある程度見通しが立てばやろうと思っていて、その選択肢の一つとして、
彼とスタッフがいるところへ行くかということでも、揺れていた。
手を合わせると
「戻らなくていい。2人が一緒にいるときはなんの障害もない。
あとは相手がやる。」と、同じことがやっぱり言われ、そうだなと受け取って、
やはり私は両親のことをやりきろうと思う。
一つのカギで、360度扉が開き、
彼達と両親が連動してるのは偶然じゃない。
父母のことと、彼とかつての側室には、
同じことが転写されている。
過去世のパターンがそのままだからだと思った。
はっきりわかる、
私のカルマ。
やり切るしかない。
どこに行っても、
自分からは逃げられない。
妹は私を心配していた。
よくやってるって、私のことを、
支えて応援してくれるようになったのだ。
妹は、私が変わったって言った。
そうだと思う。私は妹を批判しなくなったから。
彼女とは、音信不通の時期も長くあり、
まさかこんな日が来るとは思っていなかった。
この頃のある日、エネルギー体とのまぐあいは相変わらずだったけど、
それがいきなり呼び方が変わった。
とのたま、はとっくに変わってて、
名前で呼べっていうから彼の名前を呼んでだけど、さらに愛称に変わったんだよね。
呼び方が変わったその日、前から気になって行ってみたかったワークショプに参加する日だった。
それはツインのことをやってる人で、集まってる人々もそんな人たちだったけど、私はがっかりしたんだ。
エネルギーワークは素晴らしくって、この日も私は体感で色々驚くんだけど、割愛。
ガブリエル、天使、自由自在に創造する、上昇しきったその時、天から両手を広げる彼のビジョンが、この日受け取ったことだ。
合わせて、叶わないという言葉もやってきていた。
そして、その主催の方のエネルギーワークを体験して、
こんなやり方もあるんだ!と感銘を受けて、
このぶち上げるエネルギーワークをやりたくなった。
がっかりしたのは、
私が参加者の人々と最初のエピソードをシェアした時に、
「わあ、ホンモノさんだぁ」と言われたんだよ。参加してる人に。。
なんかすごく嫌な気分になって、
なかなかじぶんと向き合おうとしない依存系女子が多いよなぁと、改めて思う日となった。
ツインという存在とか、そういうものに逃げててどうするんだよ。
家探しは、どこもピンとこず、
決め手に欠けていた。
困ったなぁと思っていた。
そしてあらゆる状況から、
今の私の状況では、探し当てるのはきっと
難しいなと判断して、
結局、彼に相談することとなった。
相談すると、すぐに彼から、
家を見に行く、
約束の日が送られてくる。