I Love Serendipity.

私のツイン体験記

★178話★あなたから産まれたい

パリから帰ってきて、私はこの3、4ヶ月のエネルギーを出し尽くしたためか、

途端にいろんな行動ができなくなってきた。

 

実家のことは、色々な公的手続きも含めて動いて、目処が立ってきたし、

両親との心の癒しも本当のことをぶつけて、彼らのそのままの姿を認め、受け入れていくことで、完了していった。

 

前に、すべての課題はクリアした。

楽しいことだけやりなさいって

サナンダから言われたけど、

そうなっていく流れだなぁと、思っていた。

義務や背負うことをやめて、

自分以外を手放す感じだ。

 

やーー。

エネルギー出し尽くして、

もう、しばらく充電期間かも。。

よくがんばったなぁ。。

 

 

そんな中、弁天ちゃんから紹介された、

人々がいた。

 

その人たちは新しい家の近所で、

その1人はヒーラーの人だ。

ボディの声を読み取るスタイルのヒーラーさんと聞いて、子宮ヒーリングとのことに、私は興味を惹かれた。

 

おなかにあるエネルギー体は、

私が生み出した説もあったり、

彼の魂さん説もあったり、

そういう存在がいるから、

行ってみたくなった。

 

結局この彼女との会話は、

やはりのちのち繋がっていくことになる。

 

このヒーラーさんは、カミンチュという、沖縄地方の修行もしているそうだ。

ユタちゃん、と呼ぶことにする。

 

ユタちゃんと、初めましてだったけど、

子宮ヒーリングが受けたい!と話して、

やっていただいた。

 

私のボディに触れながら、

会話していった。

「昔はツインとも言える、そんな感じだったかもだけど…」

 

という出だしだった。

 

私と彼は、一度終わってるって、

かぐや姫は言ってた。

それは私が、自分で死んでしまったから。

 

「子どもを産むために、ボディは、

万全の体でいたいみたいだ。

左側は、待ちたい。

右側はもう先に行きたいってなってる。」

 

この頃の私は、左右のバランスが崩れてるなってすごく思っていた。

右側に負荷がかかってたから。

なるほど。

 

「彼はどんなにしても待っててくれると思ってるし、最後に待っててくれるのはあなただと思ってる。

崩壊したときに、誰もいなくなるけど、あなたにいて欲しいみたい。

だから、待ち合わせの場所に、牛車でくるところを、徒歩で来てる感じ。

だからあなたは、ずっと付き合う気がないならいつまで待つか、期限決めた方がいいよ」(織姫と彦星のたとえね)

これには、私は年内って決めた。

私は次へ行きたいのだ。彼にその気がないなら、私を解放してくれとも思っている。

 

ユタちゃんは私と彼は、

分け御霊だと表現した。

分け御霊である彼の成長が心配で戻った。

 

確かに、私はそう思っているところがある。

とても気がかりなの。

私だけ進んじゃうことが。

 

それで、私のおなかにいるのは彼で、

絶対に離れないって言ってると。

でも、3次元に引っ張られてて生き霊的にもなってると。。

 

そのあとは、色々彼の深い心のことことが出てきたんだけど、ここには書けない。

ひとつは、私のことを渡したくないと言う気持ちも強いらしい。

 

念だ。

私が感じていることは、その通りだ、

そういうことだ。

 

ヒーリングも後半に差し掛かって、

ユタちゃんが私に、ここを抑えてと言って胸の場所を示した。

 

そこを抑えてから、ユタちゃんが歌を歌い、私にも声を出すように指示が来た。

 

この頃から、私は私だけでなく、

彼も一緒にヒーリングされているように感じてきていた。

はっきり内側に彼を感じるから。

 

声を出していくと、

抑えた場所に、ものすごい激痛が走る。

 

「痛い!!」

 

ユタちゃんが私の目を見る。

「ここをひと突きしたようだね。」

ハッとした。

もう終わったと思っていた。

 

「致命傷だったみたいだ。

迷いがない、潔い性格だね。」

 

私はかつて、絶望して、自害したんだ。

子どもまでをも失って。

 

浮かび上がってくる気持ち。

彼を愛していたんだと、

子どもを守りたかったんだと、

強い悲しみとも、苦しみとも、

そう言った感情が出てきていた。

 

抑えきれない涙が溢れてきて、

声をあげて泣いた。

ユタちゃんは、

私を抱きしめ一緒に泣いてくれた。

 

姫の傷は、まだあった。

壮絶だったんだ。

 

「パニックになるようなら、

ここに耳をあてさせて、

心臓の音を聞かせてあげるといいよ」とユタちゃんは言う。

 

なにが?ってきかなかった。

それは、彼がパニックになったらのことを言っていた。

彼には、

今あるものの崩壊の予感があるから。

ユタちゃんも、これに同意した。

 

ユタちゃんに浄化の咳がたくさん出始め、なかなか止まらなかった。

「すごいね」と呟くユタちゃん。

うん。

生き地獄を味わったみたいだ。

こんなにたくさんの人の手を借りて、

やっと浄化してきた。

何度やっても残ってきて、

胸の傷は、初めて出てきたから。

ユタちゃんも、やってきたからこそ、出てきたねって言ったし、そうなんだ。

今だからこそ、出てこれた。

私は嬉しかった。

ここが体からエネルギーが解放されれば、

もうそれは起こったりしない。

 

大きな悲しみの波が過ぎ去ると、

私の心臓に耳をあててる彼のイメージがあって、目をつむっていて、

その彼を私は抱きしめ、

安らいでいるのを感じていた。

 

ユタちゃんは、私の右側のおなかもヒーリングした。

 

ふたりぶん、やってもらっていた。

よかったね。

ユタちゃんに出会えて。

自然と、内側の彼にそう話しかけていた。

 

私たちの再現してきた、

過去世の癒しも大詰めだ。

私が死ぬところまで、進んできた。

 

 

大丈夫。

 

私は今度は死んだりしない。

 

 

最後に、ユタちゃんから伝えられた。

「お腹にいるのは、

あなたから産まれたいんだって」

 

最初から言ってた。

ものすごい勢いで、私に同化してきたのも理解できるんだ。

魂は、ずっと、そう言ってた。